SV02:デモンストライクのここが強い
デモンストライク
Cost4/ニュートラル/ブロンズ
相手のリーダーか相手のフォロワー1体に3ダメージ
契約の下、汝が敵を撃滅せん。
この、デモンストライク・・・。何が強いのか。
その実態をここに記すことにしましょう。
まず、注目すべきはカードのイラスト。
灼熱の魔神イフリートと見紛う赤銅色の肌を持つ悪魔が描かれています。
そして、身体の赤熱した紋様。体表にまで表れる炎熱の顕れであると言えるでしょう。
イラスト元となっている神撃のバハムートでは、〔修羅〕ハイデーモンという名前。
ハイデーモンつまり高位のデーモンなのです。
そして、修羅・・・これは阿修羅、アスラを指す言葉だと考えられます。
アスラは、元々神族に属しており、後年、魔族として扱われるようになってきた存在です。
想像を絶する厳しい修行を自身に課すことで神々を超越する力を得たとされています。
(参照:wikipedia≪アスラ≫⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%A9)
そのような神をも超越する力を持つカードが手札にあることはどれだけ安心感を産むことでしょうか。
相手の体力が残り3の場面や盤面の守護を掃除できれば勝てるという状況・・・。
神に祈るよりも、まずはデモンストライクに祈りを捧げるべきなのです。
また、神撃のバハムートでは以下のようなフレーバーテキストが添えられています。
こちらが紳士的に相手をしたやったというのに、むざむざ命を棄てるというのかね?
良かろう。灰も残らぬ業火で爆ぜろ。
そう・・・デモンストライク、そしてハイデーモンは紳士のカードなのです。
このカードを使うからには相手がどのようなデッキであろうと、プレイヤーも紳士的に振舞わねばなりません。
相手に煽られようと、環境デッキであろうと、紳士的であるのです。
そして、相手の体力が風前の灯となったとき・・・感謝のエモートと共にデモンストライクを放てば、
相手はその悪魔との契約によって得られた力によって爆散していきます。
こんなに強いカードを使わない理由はありません。
さぁ、皆さん、デッキに3枚、デモンストライクを積むのです。
・・・と、いう冗長な語りをした上で、ここまで読んでいる方はいるのでしょうか。
真面目(?)に考察をしてみたいと思います。
このデモンストライクで与えられる3点というダメージ。
シャドウバースには157種類の3以下の体力を持つカードが存在しています(7月27日現在)。
つまり、デモンストライクでこの157種類のフォロワーを処理できます。
(実際はプルートなど、もタフネスが上昇するフォロワーがいるため、この数字にはなりません)
これはビショップのハゲや法典の対象と同様です。
しかし差別点としてタフネス4以上であっても、3点のダメージを与えることで倒しやすくなる敵は山ほどいることが挙げられます。
もう1点、このカードの特徴は相手プレイヤーにもバーンダメージを与えることが出来ます。
1枚で3点、2枚で6点、3枚で9点です。
3枚を全てフェイスにぶち込むということは現実的でないにしても、終盤の3~6点は非常に大きいものです。
そしてこのカードはニュートラルであり、全てのリーダーのデッキに組み込むことが出来る・・・これは非常に大きいです。
例えばウィッチでは2PPで1点を与えつつ、ドローするカードがあったり、ドラゴンでは1PPで2点を与えるカードなどがありますが、
それだけでなくその他多くのデッキで用いることが出来るというのは非常に大きなメリットとなります。
特に採用をオススメするのはアグロ寄りのデッキ。その中でもロイヤルです。
ロイヤルは除去の少なさが問題になることが多く、また大型の守護を倒すのが非常に辛いという難点があります。
しかし、このデモンストライクがあれば、盤面を残しつつ、EPを温存しつつ、相手の守護を削ることができます。
また、ビショップやドラゴン、その他、GMDを採用しているデッキに対しては5~6PPの時点までに削りきらないと辛い場面が多々存在します。
そんな場面であっても守護をすり抜けて顔面を焼けるこのカードは本当に有用になります。
同様に、ネクロを相手にしていて、6PPまでに削りきれず祝福を打たれたとき・・・。
その3体の守護をあざ笑うかのように飛び出すデモンストライクに私は幾度となく救われてきました。
要点をまとめると、デモンストライクの使い道は
- フェイスダメージ
- 除去
と、いう2点に集約されると思います。ただ、この2つがいかに大事か・・・。
この速攻フォロワー大量環境において3点のフェイスダメージ、除去を使い分けられるカードが弱いわけがないのです。
さぁ!皆さん!デモンストライクを使いましょう!!!